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WESTERポイント全線フリーきっぷ

JR西日本は2024年の夏に「WESTERポイント全線フリーきっぷ」なるきっぷを発売しました。その名の通り山陽新幹線北陸新幹線を含むJR西日本全線が利用可能なフリーきっぷです。

フリーエリア

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240617_00_pree_westerfreekippu_1.pdf

 

有効区間JR西日本全線(新幹線含む)、智頭急行線全線、ハピラインふくい線越前花堂~福井間(通過利用に限る)、IRいしかわ鉄道線金沢~津幡間(通過利用に限る)

有効列車:特急・急行・普通列車の普通車自由席は乗り放題。普通車指定席は所定の回数予約可能。グリーン車、所定回数以上の普通車指定席利用は運賃のみ有効。

発売箇所:e5489限定

 

 

このきっぷは「WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)」と「同(一部ポイント)」の2種類発売されました。両者を比較してみましょう。

  全ポイント 一部ポイント
発売額 9000ポイント 14000円+1000ポイント
有効期間 3日間 1日間
利用期間 2024/7/5~9/13 2024/7/8~9/13
利用制限期間 なし(最繁忙期もOK) 2024/8/9~8/18
発売期間 当日購入可 3日前までの購入
指定券発行回数 無制限※1 6回

※1:発券前はe5489で10回まで予約可能。発券後はみどりの窓口みどりの券売機で無制限に発券可能。

特に全ポイント版はJR西日本のフリーきっぷとは思えないほど激烈なお得感で、1日3000円分のポイントで博多から上越妙高まで指定席乗り放題というとんでもないバグきっぷです。

このきっぷの発表直後はICOCAでの鉄道利用額がWESTERポイント(通常)で全額キャッシュバックされるtabiwaのフリーきっぷを乱用する人が現れたなんて話もありますが、私はJ-WESTカード新規入会特典とタイムズカーシェア利用で貯めたタイムズポイントのポイント交換で9000ポイントを工面し、お盆休みに使ってきました。

WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)と指のみ券の束

 

旅行記は別の記事に譲るとして、この3日間で中国地方を特急で一周し、

 

https://x.com/kurobo0408/status/1824253087697322264

https://x.com/kurobo0408/status/1824253087697322264

https://x.om/kurobo0408/status/1824253087697322264

 

山陽新幹線を単振動して丸一日500系新幹線に揺られ、

3日目は途中寄り道しながら北陸周りで上京して徹底的に使い倒しました。

 

旅が終わったあと3日間に乗り倒した分をすべて定価で払うといくらになるか計算してみました。

  運賃 料金 運賃+料金
1日目合計 12840 13640 26480
2日目合計 14980 20680 35660
3日目合計 15580 17600 33180
合計 43400 51920 95320

なんと支払ったポイント数の10倍以上元を取ることができてしまいました。

 

全ポイント版はWESTERポイントを9000ポイントも貯めていたヘビーユーザーを優遇するアメという位置づけだったと思われます。実際このきっぷが出てから私もまんまとJR西日本の策略にハマり、モバイルSuicaを捨ててモバイルICOCAを愛用するなどWESTERポイントをせっせと貯める生活を継続しています。

 

JR西日本はその後もJ-WESTカード会員限定で山陽新幹線1日5000ポイントで乗り放題の「WESTERポイント山陽新幹線フリーパス」など、全額ポイント支払い専用きっぷを継続発売しています。

また魅力的なきっぷが出てきたときのためにWESTERポイントを貯めておきたいです。